就農者へのアドバイス

現場の農家のアドバイスは、金言になり得ます。就農前にぜひチェックしてください。

親元就農者へ

ブロ雅さん

親や先祖がしてきた農業を尊敬して受け入れつつも、ただ言われるがままに作業すればいいわけではありません。
常に新しいチャレンジはしていかないと、経費も徐々に上がっている今の時代では生き残れないと思います。

前田さん

・休みや給料
・いつ世代交代するのか
などの最低限のことは、就農前に話し合って決めましょう。
親元就農は設備や経験を受け継げる大きなメリットがありますが、同時に親世代との考え方の違いで悩むことも少なくありませんから。

野田さん

親の農業経営や考えが気に食わないこともあるかと思いますが、いずれ自分の代になる時が来るので、一部の畑だけで自分の考えを試していけばいいと思います。
ちなみに私の場合は、両親と担当作物も分けていますが、確定申告も両親とは別にしていますね。

水野さん

私たちは経営移譲をしましたが、自分たちで責任を取ることも農業を楽しむための選択肢の一つだと思います。

渡辺さん

たとえ就農が決まっていたとしても、まずは違う農園や農業法人でお勤めになることをお勧めします。
異業種でもけっこうです。

川合さん

もしJAに出荷するのであれば、1粒でもダメなものを出荷しないようにすることですかね。
長年の信頼の積み重ねで販売できている産地でも、等級が落ちるモノが少しでも混じってしまえば、産地の信頼を落とすことになりますから。

女性就農者へ

尾崎さん

農業を始める以上、「女性だから」と言い訳は通用しないですよ、ということでしょうか。
新規就農って結局、「起業」じゃないですか!
重い野菜を作らないとか乗用の農機を買うとか、石橋をたたき割るくらいの計画を立てて、それでも想定外のピンチは工夫や周りの方の協力で乗り切るしかないと思っています。

鈴木 茜さん

女性でも就農して活躍されている農家さんはたくさんいますし、背が低くて一輪管理機の取り回しも一苦労な私でも、工夫次第で農業はできていますよ。

山上さん

私は、子どもの大学入学までにかかる進学費用を貯めてから就農することをお勧めします。
サラリーマンと農家の夫婦でもいいですし、教育資金を貯めてから就農しても遅くはありません。

重田さん

「女性だから…」農業ができないわけではないので、得意な作業を役割分担すればいいのではないでしょうか?
令和では、女性がトラクターに乗って、男性が草刈りをしていても物珍しくない時代ですからね。

作物選択、作物転換に関して

渋江さん

私の場合は有名なシェフの方の要望に応えていくうちに、徐々に種類を増えていった感じですね。
しかしこれから就農する方には、まずは少ない品目でJA出荷できるだけの栽培技術を身に着けるのが先決だと伝えていますよ。

江籠さん

「地域で儲かる作物か」という考え方も大事ですが、「作っていて楽しいか」も大事ですよ。

鈴木さん

少量多品目の、収穫や次の作付け計画など、全てを同時並行して毎日頭を使うことに慣れませんでした。
設備投資をして一貫して一つのことを集中してやるほうが、私には性に合っていました。

村上さん

就農前から地域の有力な作物は私の中ではすでに2,3品目に絞られていました。
ミニトマトの高糖度での栽培は、色々な栽培のコツはあるにせよ、肥料や水やりなどの塩梅は自動化数値化できるので、就農1年目からでもベテラン農家並みの高反収をあげることが可能だと分かっていました。

坂口さん

周りはブロッコリー畑がほとんどですが、
私がキャベツを栽培しているのは、定植〜収穫までの時間から計算した時に一番時給が高かったからです。

槇さん

傾斜地でも美味しく育って、収穫期間も長いレモンに着目しました。
あとは夏以外の季節で何かしらの果物が収穫できるように、キウイフルーツや柑橘類などを組み合わせた作型にしています。

安都江さん

季節に合わせて、約20種類の野菜を栽培しています。
知り合った日本在住の外国人の方に、
「日本のスーパーには母国で食べていた野菜がない。」
「英語でやり取りできる野菜の通販サイトがない。」
と言われたことがきっかけです。
・他の農家さんとの差別化にもなる
・英語力という強みを活かせる
・外国人が働く横田基地のすぐ横の畑がある

ということで、私の農業にぴったりだと直感しました!

法人化、雇用就農者へ

伊藤さん

お金や働き方に関しては明文化しておいた方がいいと判断し、法人化して自分が代表になりました。

西山さん

余力が出来た分を、法人化して生産販売以外の新たな部門に注ぎやすくしたいと考えています。